【保存版】狭い美容室でも成功できる!10坪・15坪・20坪の内装費用とレイアウト事例

美容室の広さに「正解」はない。大切なのは“戦略”です。

美容室の開業を考えるとき、多くの人が悩むのが「どれくらいの広さにすべきか?」ということ。

実は、最近では10坪〜20坪の狭い美容室で成功しているサロンがとても増えています。

なぜなら、狭いからこそ…

  • お客様との距離が近く、ファン化しやすい
  • 家賃・人件費など固定費が抑えられる
  • “世界観”をぎゅっと詰め込める

この記事では、美容室の開業を考えている方に向けて、10坪/15坪/20坪それぞれの内装費用の目安、レイアウトの考え方、施工事例のリンクまで網羅してお届けします!

狭い美容室の内装費用はどう決まる?

まず、内装工事費の目安を知っておきましょう。

広さ相場(スケルトン想定)
10坪500〜600万円程度
15坪700〜800万円
20坪900〜1,100万円

💡 内装費用は、「どれだけこだわるか」「既存設備の有無(居抜き or スケルトン)」によって費用は大きく変わります。

そもそも内装費とは?含まれるもの含まれないもの

✅ 美容室の内装費に含まれるもの【標準工事に含まれる主な内容】

項目カテゴリ内容の詳細備考
内装仕上げ床(フロア材)・壁紙・天井材の張替え、塗装店舗の「印象」を左右する
間仕切り・造作工事壁の新設・カーテンレール・個室の間仕切りなど半個室/バックヤードなどの設計に必要
照明・電気工事照明器具の設置、電源・コンセント・スイッチの増設シャンプーエリア・受付・看板用など
空調設備エアコンの取り付け、換気扇の設置店舗の広さに応じた空調設計が必要
給排水工事シャンプー台や流し台の配管・接続・流し台スケルトン物件では特に重要
防災・法令対応
非常灯・誘導灯・消火器・火報設備など

消防法・建築基準法対応の一環として含まれることが多い
デザイン設計費(内装業社)内装提案+簡易レイアウトの作成
内装業社にした場合には含まれる
セット面・カウンターの造作木工・什器一体型の設置など(造作家具)オリジナル感を出したい場合に必要
看板(小型)店内案内や小型ファサードサインなど屋外大型看板は別途費用になることが多い

❌ 内装費に「含まれない」ことが多いもの【別途発生することが多い費用】

項目カテゴリ内容の詳細備考
シャンプー台・セットイス等の美容機器タカラベルモント・ビューティガレージ製など本体価格:30万〜100万円/1台
家具・什器(市販品)受付カウンター・チェア・収納棚などIKEAや通販で揃えることも可能
サイン・外看板(大型)ファサード・袖看板・電飾看板など材料・設置方法によって10万〜50万円以上かかる場合も
設計・デザイン(設計事務所)詳細設計・パース・図面作成など専門デザイナーに依頼する場合:10万〜100万円超もあり
通信・ネット回線工事Wi-Fi・電話・予約システムなどNTT・SoftBankなど別途申込が必要
POS・レジシステムタブレットレジ・顧客管理システムなど美容室用は月額制のものが多い(POSレジ等)
印刷物/販促物ショップカード・チラシ・ロゴ制作などデザイン会社 or フリーランスへ発注が必要
清掃・廃材処分費(場合による)解体・撤去の残材処理など現状回復義務のある物件や引継ぎ物件で発生しやすい
保険・各種申請費火災保険・開業届・保健所/消防の申請手続き代行を依頼する場合は費用がかかる

【10坪】最小限で勝負する美容室の内装とレイアウト

設計・施工事例:「絶対美味しいコーヒーが出てくる美容室」13坪

10坪は、一人美容室・マンツーマンサロンで最も人気な広さです。人を雇うことなく、個人で美容室を経営していきたい方におすすめの広さです。

◾️ 10坪でできる内装レイアウト例

  • セット面:1〜2席
  • シャンプー台:1台
  • 受付・待合スペース
  • ミニバックヤード

◾️ 費用感とポイント

  • 内装工事:600〜750万円前後
  • 工夫次第で“狭くても広く感じる”空間演出が可能
  • スタッフを雇わず、オーナー1人で完結できる経営モデルに◎

📸 [10坪の施工事例を見る]

【15坪】スタッフ2名でも回る“ちょうどいい”美容室サイズ

設計・施工事例:「色をベースに作り込む|ブルーカラーな美容室」

15坪は、「ややゆとりのある一人美容室」や「少人数制サロン」に最適なサイズ。いきなり大きな資金を用意せず、少しずつ人を増やしたり、余裕ができたら2店舗目を構える予定の方にもおすすめの広さです。

◾️ 15坪でできる内装構成

  • セット面:2〜3席
  • シャンプー台:2台も可能
  • 受付+バックヤードがしっかり取れる
  • トイレ+洗濯スペースも組み込みやすい

◾️ 費用目安

  • 内装工事:750〜900万円前後
  • 余白感を演出できるため、「高単価サロン」にも◎

📸 [15坪の美容室事例を見る]

【20坪】空間演出と機能性を両立できる“理想サイズ”

設計・施工事例:「モダン×洗練された|石と鉄の美容室」

20坪になると、内装デザインやサービスの幅が一気に広がります。スタッフを雇い、経営に注力していく、という選択も可能です。

◾️ 20坪でできること

  • セット面:3〜4席
  • シャンプー台:2台+スパ専用も可能
  • 個室・半個室・スパブースなど差別化が可能
  • カフェ併設、ネイルやまつエクなどの複合展開もOK

◾️ 費用目安

  • 内装工事:900〜1,200万円程度
  • “世界観重視”のハイブランド系美容室にもおすすめ

📸 [20坪サロンの施工事例はこちら]

狭い美容室だからこそ映える内装デザインの工夫

  • 白・アイボリー+曲線的なデザインで広く見せる
  • 照明計画で天井高を感じさせる
  • シャンプー台とセット面の“動線”を最短化
  • 収納を壁面にビルドインして、圧迫感を減らす

🎨 [世界観を表現する内装デザイン実例集はこちら]


よくある質問【狭い美容室Q&A】

Q:狭いと坪単価が高くなるって本当?
→ 仕上げる面積は少ないですが、配管などの最低限の工事は必要なため、単価はやや高くなります。

Q:15坪でスタッフ2人は回せますか?
→ セット面を2〜3席、シャンプー台2台でオペレーション可能です。

Q:10坪でスパや個室は作れますか?
→ 完全個室は難しいですが、カーテンやパーテーションでの演出は可能です。


まとめ|広さは関係ない。「設計力」がすべて。

狭い美容室でも、
しっかり設計・レイアウトを工夫すれば、魅力あるサロンになります。

  • 10坪:ミニマル×濃い世界観で勝負
  • 15坪:コンパクトさと機能性の両立
  • 20坪:空間の自由度と価値の最大化

「限られた広さだからこそ、理想のサロンを形にできる」──
そんな空間づくりを、私たちが一緒にお手伝いします。


お問い合わせ

弊社、Studio.Sumutoco(スタジオすむとこ)では、10坪・15坪・20坪の美容室の内装を多く手掛けております。特に唯一無二の世界観を表現する内装設計・施工を得意としております。ぜひ一度お問い合わせください。