【実例20選】2025年のトレンドは?韓国風美容室の内装アイデア完全ガイド|

目次

韓国風美容室が注目されている理由とは?

近年、韓国インテリアの影響を受けた“韓国っぽ美容室”が急増しています。
その背景には、以下のようなトレンドがあります:

  • 韓国カフェ風の内装デザインがSNSでバズり、Z世代を中心に人気
  • **Instagramでの「渡韓ごっこ」**や韓国ドラマの影響で、空間に対する感度が上昇
  • 「韓国っぽい=おしゃれ・映える」という印象が定着し、来店動機に直結

今や、美容室の価値は「技術」+「空間体験」。
「かわいいから行きたい」と言わせるサロンづくりに、韓国風の内装はぴったりです。

韓国風美容室の内装デザインの特徴とは?

一口に「韓国風美容室内装」といっても、様々なテイストがあります。今回は、韓国風美容室内装を5つに分類しました。まずは、自分がどのような「韓国っぽい美容室内装」をイメージしているか、を明確にして理想の内装を実現してください!

韓国風内装の種類

  • 白×黒|スタイリッシュな韓国の美容室
  • くすみカラー×アール|トレンドを抑えた韓国っぽい美容室
  • ホワイト|1色使いが美しい韓国の美容室
  • テーマカラーが映えるポップな韓国の美容室
  • 2000年代|韓国レトロなサーモンピンクな美容室内装

白×黒|スタイリッシュな韓国の美容室内装

特徴とポイント

このタイプの韓国風インテリアの魅力は、パキッとした非日常の世界観にあります。
美容室に応用すると、以下のような要素がポイントになります。

黒・白の2色づかい

  • 黒と白のバランスで、イメージコントロール
  • 黒比率が多いと空間が狭く見えやすいので注意が必要

照明で空間を演出

  • パネル照明で、ぼんやり明るい空気感を演出
  • 暗くなりやすいので明るさ(照度)に注意

モルタルや金属(鉄・ステンレス・アルミ)の質感をプラス

  • モルタル・石・金属をプラスするとより高級感ある空間に。
  • 照明とのコントラストで魅せるのが韓国インテリアの鉄則。

また、「窓がない」「地下階」など、物件的に不利な条件を活かすことができるのも利点の1つです。

事例1.モダンで洗練された印象の美容室内装|韓国

出典:SOONSIKI HAIR 韓屋店

間接照明のみで構成された、無機質な美容室に、流木や波打ったウェイティングチェアが、印象深く配置されています。

事例2.ミニマルでスタイリッシュな美容室|韓国

事例3.石を割ったような造形が魅力の美容室|渋谷

事例4.「黒」基調×「光」使いが美しい、クールな美容室|韓国

こちらも、韓国らしく、光(ライト)使いが巧みで美しい美容室です。幅の広いライトのパネルで空間を仕切ることで、空間の雰囲気を格好良く演出しています。日本の美容室でも再現性が高いように感じられますが、照明が少なく、一般的に美容室に必要とされるよりも光量が少ない設計です。カラーを行う美容室においては、「外と中で、色の見え方が異なる」ということになりかねないので、注意が必要です。

事例5.大きい面ライトが魅力的な美容室|韓国

こちらも、独特の照明が格好いい美容室です。先程の美容室よりも光量があるため、日本の美容室でも使用しやすいでしょう。この、韓国に多い、パネルタイプの照明は、応用すれば色々なパターンが考えられそうです。

くすみカラー×アール|トレンドを抑えた韓国っぽい美容室内装

特徴とポイント

このタイプの韓国風インテリアの魅力は、シンプルで柔らかい世界観にあります。
美容室に応用すると、以下のような要素がポイントになります。

アーチ壁・曲線デザイン

  • 直線的な空間に曲線やアーチ状の壁・ミラーを取り入れることで、一気に韓国感アップ。
  • 優しく、洗練された印象を与えます。

くすみカラーで統一感を演出

  • ベージュ・グレージュ・アイボリー・くすみピンクなどのニュアンスカラーを基調に。
  • 清潔感と温もりを両立できます。

マット素材+石調・木目調の質感

  • テラゾー(石目調)タイル木目の家具を使うと、ナチュラルかつ高級感ある空間に。
  • 「ぴかぴか」よりも「ふんわりマット」が韓国インテリアの鉄則。

事例6.アールを利用した可愛い雰囲気の美容室|韓国

事例7.くすみカラー×石の質感が魅力な美容室|韓国

事例8.アール(円弧)の天井がおしゃれな美容室内装|韓国

こちらは、アール(円弧)の天井がおしゃれな韓国の美容室です。天井を一部だけアール(円弧)で制作し、上から照明を照らしています。この天井は、照明と、業務用エアコン設置のためでしょう。しかし、それを感じさせないおしゃれな作りになっています。日本の美容室でも再現しやすいデザインでしょう。

ホワイト|1色使いが美しい韓国の美容室

特徴とポイント

このタイプの韓国風インテリアの魅力は、洗練された世観観にあります。
美容室に応用すると、以下のような要素がポイントになります。

様々な質感の「白」を使用

  • のっぺりした印象にならないよう、様々な「白」や「白っぽいグレー」を入れる
  • 清潔感があり、洗練された印象を与えます。

間接照明でメリハリを演出

  • 目立たせたい場所にスポットライトを当て、メリハリのある空間づくり
  • レセプションなど強調したい場所は、パネル照明で全体的に目立たせる

雰囲気はコンセプトに合わせてコントロール

  • ぽこぽこしたバブル小物を選べば「今どきのかわいい」印象に
  • シルバー素材を入れると、ギャラリーのように洗練された印象に

事例9.白1色×寒色ライトのギャラリーのような美容室

事例10.白ベースにグレー味をプラス、温かみのある美容室|韓国

11.鏡に「はさみ」マークの遊び心、な美容室|韓国

こちらも、セット面にアールのライトを埋め込んでいます。しかし、ハサミのマークの鏡や、左奥のアクリルの看板パネルにより、上記の洗練されたデザインに比べると、ポップで遊び心のあるカジュアルな美容室に仕上がっています。

12.ライト使いが美しい、美容室のエントランス|韓国

間接照明の使い方が美しい、韓国の美容室のエントランスです。まるでホテルに来たかのような錯覚を覚える美容室です。こちらは、日本の美容室でも比較的使用しやすい事例だと思います。

テーマカラーが映えるポップな韓国の美容室

特徴とポイント

©️スタジオすむとこ 「色をベースに作りこむ|「ブルーカラー」な美容室」

このタイプの韓国風インテリアの魅力は、ポップで楽しげな非日常の世界観にあります。
美容室に応用すると、以下のような要素がポイントになります。

アーチ壁・曲線デザイン

  • 直線的な空間に曲線やアーチ状の壁・ミラーを取り入れることで、一気に韓国感アップ。
  • 優しく、洗練された印象を与えます。

くすみカラーで統一感を演出

  • ベージュ・グレージュ・アイボリー・くすみピンクなどのニュアンスカラーを基調に。
  • 清潔感と温もりを両立できます。

マット素材+石調・木目調の質感

  • テラゾー(石目調)タイル木目の家具を使うと、ナチュラルかつ高級感ある空間に。
  • 「ぴかぴか」よりも「ふんわりマット」が韓国インテリアの鉄則。

13.エメラルドブルーと「銅」色が美しい美容室内装|韓国

こちらは、韓国の美容室の内装です。白を基調としたベーシックな空間ですが、エメラルドブルーのドアを配置することで、この空間が特別なものになっています。こうした色遣いの巧みさは、今韓国のデザインがブームになっている要因の1つだと言えるでしょう。

14.ブルーベースの重厚感ある美容室|東京

こちらは東京の事例ですが、セット面のタイル・天井の壁紙・建具の塗料、それぞれ彩度の異なるブルーを合わせています。鏡の枠や金物の質感にこだわることで、色味はポップながら、重厚感のある内装となっています。

15.ターコイズブルー×白の壁×金属が可愛いカフェ内装|韓国

こちらは、韓国のカフェの内装です。白い壁にターコイズブルーの椅子と絵が映えています。注目すべきポイントは、グレーやグレーの入った水色、白など、様々な色の椅子を置いている点です。白い壁×ターコイズブルー×金属でも十分素敵ですが、それだとターコイズブルーが目立ちすぎます。従って、ターコイズブルーと白の間の色(水色や灰色)を置くことで、色の濃淡を出し、空間に深みを出しています。

床はプリントの塩ビ(安い材料)に見えますが、他をきちんと作り込んでいるため、全く気になりません。全体を美しくデザインし、作り込む場所と予算を削減する場所にメリハリをつければ、予算を守りつつ、美しい空間作りが可能です。

16.淡い水色×淡いピンクのガーリーなネイルサロン|韓国

こちらは韓国のネイルサロンの事例です。淡いピンク×淡い水色×金属で、「かわいい」空間を演出しています。この「銅」のような金属色は、もともと欧米でよく使われるのですが、それを上手に取り入れています。また、ピンクと水色の色の濃さも、濃すぎると毒々しくなり、薄すぎるとぼやっとした印象になりがちですが、絶妙な濃さになっていると思います。

17.さまざまな青を配置したネイルサロン|韓国

こちらも韓国のネイルサロンです。青で統一されていますが、青と一口に言っても6種類も使われています。この色使いは、日本の美容室においても、とても取り入れやすそうです。海辺なんかに、こんな色使いの美容室があったら、美しいと思いませんか。

18.紫を使用したアパレル内装|韓国

こちらは、韓国のアパレルショップの内装です。日本で紫を使うと「シニアがターゲット」のようなイメージがつきがちですが、欧米や韓国では、紫色が使われるケースも往々にしてあります。あなたの得意とするヘアスタイルが個性派で、それに合わせた内装を作りたい場合、海外の事例を調べて、紫色を使った内装にチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。

2000年代|韓国レトロなサーモンピンクな美容室内装

特徴とポイント

このタイプの韓国風インテリアの魅力は、強い印象を残し人を引き込む世界観にあります。
美容室に応用すると、以下のような要素がポイントになります。

コンセプトカラーをサーモンピンクに

  • ポイント使いの場合は、濃いめのぴんく
  • 全体使いの場合は、薄めのピンク

コンセプトを強めに

  • カラーはあくまで、コンセプトを強調するための手段
  • コンセプトを明確に設定することで、派手めな色使いでも下品になりません。

19.ヴィンテージ感がある映画のセットのような美容室|韓国

出典:THEHEYHEYHEY 3CE CINEMA, GAROSUGIL.

ビビットな色使いは、2000年代の韓国で流行したスタイル。シネマティックな内装は、ひとたび足を踏み入れれば、映画のセットに入り込んだかのよう。

20.エントランスのアイデアで勝負型内装|韓国

出典:RETRIP by ikemenlove

こちらは、ZAPANGIというソウルのカフェです。鮮やかなピンクの販売機型のドアが入り口になっています。この目を引くドアは、かなり印象的です。1つ目にご紹介した内装は、全てを作り込んでいたのに対し、こちらは一点集中型で、ドアをしっかりと作り込んでいます。内装(下記う)は、

まとめ|韓国風内装で、美容室に“行きたくなる理由”をつくろう

韓国風の美容室内装は、ただ流行りに乗るだけではなく、「感性に響く空間体験」を届けるための手段です。

【美容室が届ける体験】

  • 技術(カット・カラー・パーマ)
  • 美容師さんの雰囲気(接客)
  • 空間の雰囲気(美容室内装)

また、一口に「韓国っぽい美容室内装」といっても、様々なテイストがあります。まず、韓国の内装のどんな部分が好きなのか、を整理していく作業を、デザイナーと共に行うのがおすすめです。

弊社Studio.Sumutoco(スタジオすむとこ)では、韓国風内装も得意としております。是非下記よりお問い合わせください!