【実例付き】飾り柱とは?魅力と活用方法|階段・玄関・リビングをおしゃれにするアイデア
飾り柱とは?
飾り柱とは、建物の構造を支えることなく、空間に装飾的なアクセントを加えるために設置される柱のことです。飾り柱はもともと古代ギリシャやローマの建築から発展してきたデザイン要素で、見た目の美しさや空間の立体感を増すことを目的としています。
現在では、柱自体のみではなく、手すりや柵に使用する装飾物のポールも「飾り柱」と呼びます。
構造用の柱を装飾で目隠ししたものは「装飾柱」といいます
ファンタジーの世界に見る「飾り柱」
ジブリ「猫の恩返し」に出てくる飾り柱
ファンタジーの世界に、よく登場する2Fの小さなスペース。そしてそこに設置された飾り柱。「猫の恩返し」では、グリーンに塗装されていて、可愛い雰囲気が出ています。
ディズニーシー「アラビアンコースト」の飾り柱
ディズニーランドやディズニーシーにも多くの飾り柱が使用されています。アラビアンコーストの屋上部にあるような、平面的な飾り柱でも、形状にこだわることで、美しく空間演出することができます。
ジブリ「耳をすませば」に出てくる飾り柱
飾り柱を使えば、レトロな雰囲気もお手のもの。レトロな雰囲気の中に、「飾り柱」をプラスすると、一気に空間が華やぎます。
飾り柱の魅力とは?
飾り柱には、空間を魅力的に演出する以下のような魅力があります。
立体感をプラスする
飾り柱は、壁面やコーナーに配置するだけで立体感が生まれ、空間全体が動きのある印象になります。特に広い部屋や長い廊下に設置すると、空間にメリハリが生まれ、印象的なデザインになります。
高級感を演出する
豪華な装飾が施された飾り柱は、インテリア全体に高級感や重厚感を与えます。特にクラシックスタイルのインテリアでは、飾り柱が空間の品格を上げ、訪れる人に高い印象を与える重要な役割を果たします。
空間にアクセントを加える
シンプルなインテリアにも飾り柱をプラスすることで、個性を引き立たせ、飾りのないスペースに華やかさを加えることができます。木材や金属などの飾り柱は、自然素材の温かみやクールな印象を生むため、様々なインテリアデザインに対応可能です。
実例集|飾り柱の設置場所ごとのアイデア
階段の飾り柱で空間を立体的に
階段は空間に高さを持たせるための絶好の場所であり、そこに飾り柱を配置することで空間がさらに立体的になります。レトロな雰囲気から、モダンな雰囲気まで表現できる、飾り柱を活かしやすい場所です。
リビングに飾り柱を取り入れて高級感を
リビングに「飾り柱」を取り入れるには、かなり広さが必要です。そんな時には、飾り柱をインテリアにして取り入れてしまうのもおすすめです。
テラスの柵で圧倒的素敵空間に
柵が、室内から見える場合に特に、柵にこだわって、飾り柱を取り入れてみるのもおすすめです。
玄関の飾り柱で欧米のように
玄関は家の「顔」ともいえる場所です。飾り柱を玄関両脇にシンメトリックに配置すると、欧米の玄関の雰囲気を演出することも可能です。
飾り柱の素材とその特徴
木材
木材の飾り柱は、温かみやナチュラルな印象を与えるため、ナチュラルスタイルやカントリースタイルのインテリアにぴったりです。木材は種類によって色味や質感が異なり、オークやウォルナットなどの濃い色は重厚感があり、ヒノキやパインなどの明るい色は軽やかな印象を演出します。また、木材は加工がしやすく、彫刻や装飾を施したデザインが豊富です。
メリット:
- 温かみのある質感で落ち着いた空間を作れる
- 加工がしやすく、デザインのバリエーションが豊富
- 自然素材特有の香りや質感が楽しめる
デメリット:
- 湿気や乾燥に弱く、メンテナンスが必要
- 場所によっては経年劣化が目立つ
石材・モルタル
石材の飾り柱は、重厚感と高級感を演出します。大理石や御影石、ライムストーンなどの素材があり、特にクラシックなスタイルやラグジュアリーな空間に適しています。石材は耐久性が高いため、長期間にわたって美しさを保てるのも魅力の一つです。また、石材はその天然の色味と独特の模様が特徴で、空間にエレガントな雰囲気をもたらします。
メリット:
- 高級感と重厚感を演出できる
- 耐久性が高く、汚れや傷がつきにくい
- さまざまな模様や色味で選択肢が豊富
デメリット:
- 重量があるため設置場所の選定や補強が必要
- 加工や設置にコストがかかることが多い
金属
金属製の飾り柱は、クールでモダンな印象を与え、特にインダストリアルスタイルやモダンスタイルのインテリアと相性が良いです。スチール、アルミニウム、真鍮などが一般的に使われ、表面に光沢や艶を持たせたものや、マットな仕上げでシンプルさを際立たせたものもあります。金属製の飾り柱は、耐久性があり、湿気や傷にも強い特徴があります。
メリット:
- クールでスタイリッシュな印象を与える
- 耐久性が高く、屋内外問わず使いやすい
- 湿気やシミに強く、メンテナンスが少ない
デメリット:
- 表面が冷たく感じられる場合がある
- デザインによってはインテリアに硬い印象を与える
まとめ
今回は、飾り柱を様々な場所に取り入れて、空間を美しく演出する方法をまとめました。弊社Studio.Sumutoco(スタジオすむとこ)では、飾り柱を用いた空間作りも得意としております。よろしければお気軽にお問い合わせください。