オーダー は「世界中のどこにもない事務所」。
コロナ禍の、テレビ会議の背景にしても美しい、そんなオフィスをデザイン・製作させていただきました。
BACKGROUND
2020年5月、コロナ真っ只中に、プロジェクトはスタートしました。
ご依頼は、ご自宅の横にある鉄工所の中に、小さなオフィスを制作してほしい、というものです。
「舞台関連の発注があるので、舞台美術関係の人が来ても、驚かせたい」
「それさえ実現すれば、すべてお任せで」
まずは、作る空間の物語を考えてみることにしました。
CONCEPT
快適なオフィス
仕事柄、長く滞在することも多いオフィス。長く滞在しても疲れない、ずっといたくなるオフィスを目指します。
ストーリー
今回は完全にお任せということで、まずは物語を設定することにしました。
自社製の鉄工製品
今後、オリジナル製品も作っていきたいということ。その第一歩として、弊社で鉄工家具をデザイン・設計し、それを製作・設置してもらうことにしました。
STORY
あるところに、一人の旅人がいました。
旅人は砂漠に魅了され、あらゆる砂漠を歩いてきました。ある時はロバを、ある時はラクダを相棒にして。
今回、旅人はひとりでした。・・・
続きはこちらでご覧いただけます。
POINT
石を割ったようなテーブルとライト
「石を割ったようなテーブルとライトを置きませんか。」
非常に手間のかかるご提案をしてしまいました。
でもそこはプロ。手間をかけて、仕上げてくれました。
鉄工所のオフィスに相応しい、存在感のある仕上がりになりました。
砂漠の風紋壁
お客様の関係者の方から、「風紋を作りたい」とのご要望。
最初のプランから変更し、急遽「ストーリー」を練り直し、プランニング&製作しました。
結果、良いものができて、お客様にもご満足頂けたようです。
風紋を反射する一本脚のデスク
格好良すぎるデスクもオリジナル設計・製作です。
ステンレスの鏡面(#400)とバイブレーションを組み合わせることで、周りの風景や光を反射する格好いい雰囲気に仕上がりました。
光が美しい看板ドア
ドアの中にライトを仕込み、ドアを看板にしました。
美しいドアは、空港のイメージ。ドアを開けると、探検家自作のヘリコプターがあるイメージです。