オーダー は「クールな印象の美容室」。下北沢で店舗(美容室)併用住宅を製作します。
BACKGROUND
下北沢で、実績ある美容師である、Yさん。
仕事が大好きで、家ではほぼ寝るだけとのこと。
そこで、広めの物件を借りて、店舗併用住宅にし、仕事に集中できる環境作りをすることに。
WISH
「大好きな仕事が順調に進み、公私ともに楽しく生活ができますように。」
そんな願いを込めて、お店作りのスタートです。
CONCEPT
窓の広さを生かす
この物件の最大の特徴は「窓の広さ」。この窓を最大限生かすことができれば、開放感と光溢れる素敵な美容室になりそうです。
クールなイメージ
美容室作りにおいて、オーナーさんの個性は最大の武器です。オーナーさんの、センスの研ぎ澄まされた、男性的なクールな印象を空間に落とし込みます。
居心地のいい空間
今回のお店はオーナーさんにとって、「仕事の場」であり、「生活の場」。とにかく、24時間いても居心地がいい空間であることが大切です。
POINT
大きな特注鏡
セット面は、壁沿いに配置し、そこに大きな特注鏡を設置しました。この鏡の正面には、鏡よりも更に大きなサイズの開口があります。
開放感の演出
この位置に鏡をセットすることで、窓の外を映し出し、自分がとても広い空間にいるかのような錯覚に陥ります。
左官仕上げの無機質な床
床は、モルタルで「左官仕上げ」としました。
スケルトンの物件の場合、床をそのままでは、不陸(でこぼこ)が多いため、そのままでは使えないケースがほとんどです。
今回は、水道(配管)の必要な設備を1箇所に集めることで、このエリアは床を製作せずに、左官で仕上げています。
むき出しのコンクリート壁
壁は補修が必要な部分以外は、元のコンクリートをそのまま使用しました。
窓の外を映す、大きな鏡を配置したため、入って来たお客さんはそちらに目が行き、壁を綺麗に仕上げていなくても、気にならないデザインにしています。
店舗と住宅、共用のキッチン
水回りも大切な美容室。普段は、ご自宅であまり料理をされないということで、共用のキッチンを設置しました。
これを行うことで、店舗全体を解放して、「ホームパーティ」・・・いえ、「サロンパーティ」も充実しそうです。
余裕のある「見せない」収納設計
収納設計は、店舗を作る上で、最も大切と言っても過言ではありません。
どんなに美しいデザインの店舗を作ったとしても、そのお店で使う備品や道具をうまく収納できなければ、
雑多で散らかった印象になってしまいます。
studio.sumutoco(スタジオすむとこ)では、お客様のオーダー「+α」の余裕のある収納設計を必ず行なっています。
見せる「収納設計」
こちらは、お店で使用する薬剤やシャンプーを飾るための「見せる」棚です。
お店で使用する薬剤やシャンプーのボトルは並べると魅力的になるケースが多々あります。
その場合は、積極的に「見せる」棚を作るのがポイントです。