今回のテーマは、「秘密基地のようなワークスペース」。
横須賀市にあり、海が見えるという立地を生かし、「船」をイメージしたデザインにしました。
BACKGROUND
自宅での仕事時間が長くなってきたという、Tさん。
リビングとキッチンの他に2部屋ある一戸建てですが、狭い空間でもいいから、仕事や作業に集中できる空間が欲しいとのこと。
今回は、そんな空間を製作します。
WISH
「Tさんの仕事もしっかり捗り、家庭も楽しく過ごせますように。」
そんな願いを込めて、書斎(ワークスペース)作りのスタートです。
CONCEPT
1人でほっとできる
家族での時間も大切ですが、1人でほっとできる時間も大切。Tさんに限らず、そのご家族も1人になりたい時、この空間を使ってもらえるように設計します。
作業に集中できる
ワークスペースや読書など、自分のしたい作業に集中できるような空間を作ります。
家族を見渡せる
まだ子供も小さい、今回のご依頼者様。家族が何をしているか、気になった時にはすぐに目が届くような空間に設計します。
POINT
2階への階段を上がると見える半円窓
住居の1階から2階へ、階段を上ると船をイメージした半円窓を製作・取付を行いました。
「自分しか入れない」秘密基地
2階の部屋をぐるりと回り、クローゼットの中に入ると、階段が現れます。
この回遊性の高い複雑な導線は、まるで、自分しか知らない秘密基地への入り口のようです。
漆喰と、古材でできた、小さな階段
小さな階段は、古い住宅の根太(床の下地材)として使用されていたものです。
それを、ツヤツヤに磨き上げ、二度のウレタン塗装と磨きの工程を経て、家具のように美しく仕上げて、屋内で裸足でも心地いい肌触りにしました。
階段を上ると現れる「小さくて快適な作業スペース」
半円窓に向かって、小さなデスクが現れます。
デスクの左手の柱には、しっかりコンセントも完備。Wifiも届くので、PC操作もOKです。
まるで船の中のよう?
この「縦長の空間」×「半円窓」の組み合わせは、まるで船の中のよう。
「自分しか入れない」秘密基地
2階の部屋をぐるりと回り、クローゼットの中に入ると、階段が現れます。
この回遊性の高い複雑な導線は、まるで、自分しか知らない秘密基地への入り口のようです。
小さいラジオでも持ち込んで、ゆっくり過ごしたい気持ちになります。
横も後ろも全て棚
小さ断熱材をたっぷり詰め込んだ屋根裏ワークスペースは、横も後ろも、全て棚になっています。
お気に入りの本から趣味のものまで、たっぷり魅力溢れるレイアウトが可能です。
子供の姿をいつでも確認できる
このワークスペースの左右にはそれぞれ8畳の部屋があり、柵越しに見下ろすことができます。
従って、違う場所で違う作業をしていたとしても、しっかりと家族の姿を確認することができます。。