【保存版】1人美容室を開業する|必須のブランディング(顧客設定・価格設定編)

1人美容室の開業をしたいんだけど、どんなお店がいいのかな?

「安く」「早く」の美容室にせず、リピーター中心にやっていきたいけど、どうしたらそうなれる?

1人美容室の開業に必要なブランディングといわれても、なかなかマーケティング経験がなければ難しいですよね。

そこで今回は、1人美容室を開業したいオーナーに向けてブランディング方法を解説します。

有料級の情報ですので、ぜひ美容室作りの参考にしてみてください。

1人美容室を始める時に大切にするべきブラディングのポイント

1人美容室の開業に必要な5つのブランディングとは?

1人美容室の開業で避けられないのが、ブランディング観点からの戦略。

とはいえ、マーケティング関連の仕事をした経験がなければまず何から始めていいのか分からないですよね

そこでここからは、1人美容室の開業に必要な5つのブランディングを解説していきます。

ぜひ取り入れてみてください。

>本記事の前にまずこちらの記事(マーケティング編)を必ずご覧ください。

ターゲットに対して適切なアプローチ・価格設定をする

では具体的に、絞り込んだターゲット層に向けて、どういったお店を作れば良いのでしょうか?ご来店いただくお客様に向けて、どんな内装がいいか、先ほどのペルソナを例に、考えてみました。

ターゲットとなる顧客例)1


年齢:20代(女性)
職業:アパレル関係
世帯年収:300万円
現在の状況:モード系ファッションが好き。仕事柄、「おしゃれ」と思われる髪型にする必要があり、月1回、お金を貯めて美容室に通う。

こんな人には、「この美容室に通ってる私、おしゃれ」と思わせてあげられるような内装がオススメです!価格帯は高価格帯!といきたいところですが、あなたが、ご自身の集客力(美容師としてのネームバリュー・独立について来てくれるお客さんなど)に、自信がない場合は、ターゲット層の年齢層を考えて、「中価格帯」がいいでしょう。


ターゲットとなる顧客例)2

年齢:30代(男性)
職業:会社員
世帯年収:600万円
現在の状況:特に美容室にこだわりはない。必要最低限の身なりを整えるために不定期(思いついたとき)に美容室に通う。(特定の美容室はない)

こんな人には、「気軽に入れて、リフレッシュできる」と思わせてあげられるような内装がオススメです!お仕事現役世代で忙しいはずなので、予約が気軽に取れて、中でゆっくりリフレッシュできるような状態を作ってあげると、お仕事で疲れた時・気分転換したい時に、思い出してリピートしていただけるようになるでしょう。


ターゲットとなる顧客例)3

年齢:65歳(女性)
趣味:お友達とミュージカル鑑賞
世帯年収:なし
現在の状況:子供2人は独立。老後の資産形成も終わり、ゆとりのある生活を送っている。若々しくいるために2ヶ月に1回、美容室に通う。

こんな人には、「会話が楽しい、美容室通いも遊びの一部」と思わせてあげられるような内装がオススメです!時間にも経済的にも余裕があるということなので、「世代の違うお友達(あなた)のところへゆっくり遊びに行く感覚」を作ってあげることができれば、あなたのお店のファンになってくれることでしょう。お店の場所にもよりますが、高価格帯でもいけるかもしれません。


あなたのお店なので、あなたの個性やキャラクターを店舗内装を作ることは大切です。ただ、それだけでお店を作るより、きちんとマーケティング・ブランディングを行って、それも踏まえた空間づくりをする方が、成功する確率は高くなると思いませんか。

お客様ファーストで、どういった行動を促したいかという観点で考えましょう。

価格設定のポイントとは?

まず、前提として、1人美容室を開業する時点で、「早く・安く」の回転率が命の経営はオススメできません。1000円カットのような形で利益を出せるのは、人を沢山雇って、システマチックに経営できる大手の特権と考えるべきです。

きちんと利益を取れる価格を算出し、また、周辺の競合の価格をリサーチし、余裕のある価格を設定しましょう。それでもお客さんに「高い」と思わせない(むしろ「安い」「また来たい」と思わせる)のが、ブランディングの効果です。

自分の市場価値を見極めて価格を設定すること、ブランディングで価値自体を上げることが大切です。

まとめ

まとめ

今回は、1人美容室を開業したいオーナーに向けてターゲット別に、どんなアプローチをすべきか解説しました。

本記事の要約

  • マーケティングで得た結果をもとにペルソナを設定
  • その人の潜在ニーズに合わせた空間・サービス提供
  • 価格は安くしすぎない

美容室開業の際は、やることが多く、大変だと思いますが、まずは1つ1つ丁寧に考えていくことが大切です。1人で考えると煮詰まることもあると思いますので、空間デザイナーなど別の視点でアドバイスをくれるパートナーを得ておくといいでしょう。