美容室の外観|最初は予算をかけなくていい理由

美容室の外観は絶対おしゃれなほうがいいよなぁ。

でも初期費用は抑えたいし、外観は美容室の実務には関係ないし…。

はじめて美容室の開業をする人は、基本的に初期費用を抑えたいと思います。

ただし内装や設備で妥協すると、「お客さんの満足度」や「美容室の作業効率」に影響が出がちです。

今回は初期の段階で、美容室の外観に予算をかけなくていい理由を4つまとめますので、ぜひ参考にしてみてください。

美容室の外観は後回しでいい理由4つ

美容室の外観に予算をかけなくていい理由4つ

ここからは美容室の外観に予算をかけなくていい理由を4つ、紹介します。

  • 開業時は資金力がない
  • 中途半端な外観工事では費用対効果が悪い
  • 営業開始後の工事でも問題ない
  • 外観と内装の工事をセットで依頼しなくても割高になりにくい

具体的に解説していきます。

開業時は資金力がない

開業時から、資金力がある場合は極めて稀です。

もし仮にあったとしても、予算が限られているのであれば、実務に関わる、内装や設備の方が優先度が高いのは間違いありません。

中途半端な外観工事では集客効果が見込めない

冒頭でも述べたとおり、中途半端な外観工事では集客効果が見込めず、広告宣伝としては費用対効果が悪くなってしまいますというのも、集客目当てのおしゃれな外観をつくるには大掛かりな工事が必要だからです。

「立派な外観で、内装がいまいち」だと、間違いなく顧客は離れていきます。逆に、「可もなく不可もない外観で、内装が作り込まれて素晴らしい」状態であれば、「私だけが知っている」「秘密の場所」を演出することができます。

もちろん、ダサい外観・いまいちな外観は集客効果を薄めるので避けるべきです。しかし、「可もなく不可もない」状態に持っていくなら、ほとんど予算を割かなくても達成できるでしょう。

まずは、管理会社に最低限の修繕をしてもらう、塗装だけ依頼するなどにしておいて、コストを抑えて営業を開始しましょう。

営業開始後の工事でも問題ない

外観は、美容室が営業中でも工事ができます。

逆に内装工事を営業開始後に行う場合は、休業日に工事をしてもらうか、営業を一時的に止めないと工事できません。

営業を一時的に止めるということは、その分の家賃・機会的損失(本来営業していれば得られた利益)が、工事費用にプラスで乗って来ると考えるべきです。

従って、忙しい美容室開業時に、時間と予算を割いて工事するよりは、営業を開始した後に徐々にイメージを固め、理想的な外観を作り上げる方が、理に適っていると言えます。

美容室営業でお金を貯めてから大掛かりな外観工事をして、リピーター客と一緒に完成を待つのも楽しいですよ。

外観と内装の工事をセットで依頼しなくても割高になりにくい

外観と内装の工事は、セットで依頼しなくても割高になりにくいのをご存知でしょうか?

理由は、二点あります。

  • 「内装工事業者」と「外構工事業者」は別であることが多い
    • 設計事務所に依頼する場合でも、施工会社は「内装」と「外構」で別のことが多い
  • 外構工事はまとまった工数・金額になるので、単体でも引き受けてくれる業者が多い
    • 小さな工事だと、打合せ・設計・調達・運搬等にコストが掛かり、割高になりやすい
    • 小さな工事だと、やりたい業者が少なく、競合が少ないので割高になりやすい

開業時に依頼した内装工事業者に、「良い外構工事業者を知りませんか?」と聞いてみるのも一つの手です。

施工会社からしたら、自分のお客さんに嫌な思いをさせる訳にいかないので、信頼できる、繋がりのある業者を紹介してくれるでしょう。

ただし、その外構工事業者に「デザイン力があるかどうか」はまた別の話ですので、慎重に選定する必要があります。

おしゃれな美容室の外観は集客効果がある?

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©️スタジオすむとこ_美容室施工事例(東京 練馬)※画像の無断転載を禁止します。

当然、おしゃれな美容室の外観には集客効果があります。

というのもその地域にはないような外観であったり、話題になるようなコンセプトの外観であれば、下記の効果が見込まれるからです。

  • 通りがかりの人に、お店の存在を知ってもらえる(認知)
  • 「行ってみたい」という気になってもらえる(見込み顧客が増える)
  • 人々の話題にのぼり、実際に目の前を通っていない人にも、お店の存在を知ってもらえる(認知の拡大)
  • SNSで更に話題になる可能性もある(認知の更なる拡大)

従って、毎月広告宣伝費に予算を割くよりは、(自社の資産になってくれる)建物の外観に予算を掛けた方が、費用対効果が高い場合も多くあります。

ただし、通りがかりの人の印象に残り、話題に上るレベルの、外観を作り込むと、百万円単位でコストが掛かります。

逆に、中途半端な外構工事をやっても、ほとんど集客効果は望めません。

最初から資金力がある場合を除き、始めは、最低限の整備に留める形で問題ないでしょう。

まとめ

本記事の要約

  • 美容室の外観に予算をかけなくていい理由4つ
    • 開業時は資金力がない
    • 中途半端な外観工事では費用対効果が悪い
    • 営業開始後の工事でも問題ない
    • 外観と内装の工事をセットで依頼しなくても割高になりにくい
  • おしゃれな美容室の外観は集客効果がある

今回は、美容室の外観に予算をかけなくていい理由を4つまとめました。

ただし、もちろんおしゃれな美容室であるほうが店の前を通った人が新規顧客になったり、SNS等による集客効果があったりと、あなたの美容室に有利であることに間違いはありません。

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