美容室内装・設備|実際の見積もり(10坪で開業)公開!

美容室の内装にはこだわりたいけど、どれくらい費用がかかるのかな?

美容室内装の見積もりを見てみたい!

美容室の内装にかかる費用は、一般家庭でかかる金額とはかなり異なります。坪単価を勉強しても、なかなか実際のイメージが湧かないでしょう。そこで今回は美容内装の見積もりについて、物件ごとに内装費用がどのくらいかかるのかを「実際の見積もり」をもとに、解説していきます。

美容室内装の見積もりはどれくらい?

美容室費用の予算配分はどうしたらいい?

美容室内装の見積もりには、以下の3つをによって変わってきます。

  • 物件の種類(スケルトン/居抜き
  • 内装工事の内容(広さ・どのくらいこだわるか)
  • 設備導入の内容(セット面数・シャンプー台数・同時接客人数)

今回は、下記の条件の見積もりについて、中身を公開します。

  • 物件の種類:スケルトン
  • 内装工事の内容:10坪・標準的〜少しこだわった内装
  • 設備導入の内容:セット面3台・シャンプー台2台・同時接客人数3人)

【内装編】スケルトン物件(10坪)の実際の見積もり公開

つぎに、実際の美容室内装にかかった見積もり例を紹介します。

各工事の種類と費用は、以下となります。

工事の種類工事の詳細費用
仮設工事足場組み 130,000円
天井工事天井配線を通すための天井製作 600,000円
床上工事(タイル仕上げ)水道配線を通すための床製作1,200,000円
壁造作工事(クロス仕上げ)壁を新しく製作 700,000円
家具造作工事オリジナルで受付カウンターを製作1,100,000円
建具工事ドアや窓の設置 380,000円
設備工事水道・シャンプー台などの設置 450,000円
電気工事電気配線工事を新たに実施 300,000円
諸経費運搬搬入費・養生費など 500,000円
総額5,360,000円
1坪あたりに換算すると40~50万円かかります

1点集中型でオリジナル受付カウンターを製作していますので、その分費用が上がって、坪単価53万円になっています。家具造作工事(オリジナルで受付カウンター等を製作)を差し引くと、坪単価42万円ですので、平均的な部類といえます。このように「どこにどれだけこだわるか」で見積もり金額は大きく変わってきますので、一概に坪単価で比較するのは難しい側面もあります。

しかし、おしゃれな美容室(1点にこだわり、他は簡素なパターン)にするなら、最低でも400〜500万円は必要と考えるのが良さそうです。

【設備編】スケルトン物件(10坪)の実際の見積もり公開

最後に、実際の美容室設備にかかった見積もり例を紹介します。

各設備の種類と費用は、以下となります。(10坪で平均的なシャンプー台2台、セット面3面を想定)

各設備費用
スタイリングチェア(3台) 120,000円
シャンプー台(2台) 660,000円
エアーウェーブ 240,000円
セット面・ミラー(3台) 290,000円
ワゴン 40,000円
施術者用椅子 20,000円
総額1,370,000円

こだわった設備や高いチェアーなどを揃えるとさらに費用はかかりますが、このケースではこちらの金額です。

他にも、カット・カラー・パーマ用品や、洗濯機など、内装業社には頼めない(自分で発注する必要があるもの)も含めると、最低でも180万円程度になります。

なお内装工事と設備費用の区分けが「見積もりを行う企業によって違う場合もある」ので、見積もりを比較する際は注意が必要です。

まとめ

今回は美容内装の見積もりについて、内装費用はどのくらいかかるのかを解説しました。

本記事の要約

  • 美容室費用の予算配分は3つを意識して決める
    ①物件の種類
    ②内装工事
    ③設備導入にかかる費用
  • 居抜き物件のほうが費用を削れる
  • 最低限おしゃれな美容室の内装をする場合、工事にかかる費用はおよそ400〜500万円(10坪)
  • 美容室の設備導入にかかる費用は180万円程度(10坪)

ただ美容室内装の見積もりは、どこにどれだけこだわるかで変わってきます。

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