おしゃれな美容室の「コンセプト」とは?内装とブランディングで差がつく開業準備
「おしゃれな美容室にしたいけど、なんだかイメージがぼんやりしてる…」
そんな方は、“コンセプト”から考えてみませんか?
美容室を開業する上で、内装デザインや什器選びはもちろん重要ですが、
その前に明確にしておきたいのが「コンセプト設計」です。
この記事では、
「美容室のコンセプトとは何か?」
「どうやってコンセプトを作るのか?」
「内装とどう連動させるのか?」を、初心者にもわかりやすく解説します。
コンセプトが決まれば、内装もブレない

「ナチュラルテイストな美容室」
「韓国風インテリアのサロン」
「男性向けのスタイリッシュ空間」…
こんなイメージがあるなら、それはすでに“コンセプト”の始まりです。
ただし、漠然と「可愛い感じ」「なんとなく海外風」といった状態では、
デザインや什器選びに迷いが出てしまいます。
だからこそ、ブランドコンセプトと空間コンセプトの両方を、しっかりと言葉にしていきましょう。
美容室の「ブランドコンセプト」とは?

ブランドコンセプトとは、あなたの美容室が何を大切にして、誰のために、どんな価値を提供するのか?という“軸”です。
- 忙しい女性の癒しの場を作りたい
- 自分だけのプライベート空間で施術を受けてほしい
- メンズに特化したサロンで、かっこよさを追求したい
このような想いを明文化することで、内装やメニュー、SNS戦略まで一貫性を持てるようになります。
美容室の「空間コンセプト」とは?
空間コンセプトには4つの考え方がある
例えば、弊社Studio.Sumutoco(スタジオすむとこ)では、空間コンセプト設計を行う際、下記の4パターンから行うことが多いです。
- 物語から考える
- テイストから考える
- 小さなものから考える
- 物件の個性から考える
具体的には、下記で事例も交えてご紹介します。
① 物語から考える

好きな映画・物語・世界観をベースに空間を設計。
【成功事例】物語から考える|「探検家が砂漠に作ったオフィス」をイメージしたコンセプト
② テイストから考える

北欧風、韓国風、和モダンなどのスタイルから発想。
例:ナチュラルな木の素材にドライフラワーで“癒しの森”を演出
【成功事例】テイストから考える|「モダン」を突き詰めて設計したコンセプト
③ 小さなモノから考える

壺や椅子、鏡など「お気に入りのアイテム」を軸に空間を展開。
「この椅子に合う内装って…?」という逆算設計も有効です。
【成功事例】小さなものから考える|「コーヒーが似合う」から設計したコンセプト
④ 物件の個性から考える

狭小地・縦長空間・ビルの一室など、その場の特徴を活かす。
例:長細い空間を“ギャラリー風”に演出
【成功事例】物件の個性から考える|「外部の緑が美しい+借景」から設計したコンセプト
コンセプトを「空間」に落とし込むには?
空間コンセプトは、ブランドの想いを“見える化”する工程です。最終的には、素材・照明・色・匂いにまで落とし込みますが、まずはイメージ作りから始めましょう。
- イメージに合う素材を沢山集める
- 好きなこと、好きなテイスト、得意なスタイルなどをまとめておく
これらを、デザイナーに渡すことで、「空間コンセプト」を作ってもらうことができます。
下記記事では、テイストごとに事例をまとめていますので、その中で、好きな事例・苦手な事例を整理していくと共通項がわかってきて、「空間」づくりの役に立ちます。
よくある質問(FAQ)

Q. コンセプトはどうやって決めればいい?
→ あなたが「提供したい価値」や「好きな世界観」から考えるとスムーズです。
Q. コンセプトと内装のズレが心配
→ デザイナーと初期段階でビジュアル共有を。Pinterestでの収集もおすすめです。
まとめ|「伝わるコンセプト」が美容室経営を変える

「誰に、どんな価値を、どう届けるか」
その一貫性が、お客様の記憶に残り、リピーターを生むカギになります。
ブレないコンセプトがあれば、美容室経営はもっと楽しく、強くなる。
まずは1つの「想い」から、設計を始めてみませんか?
弊社、Studio.Sumutoco(スタジオすむとこ)では、詳細なヒアリングをもとに、コンセプトから作り込む「唯一無二の空間設計」を得意としています。こだわりの内装をお考えの方は、ぜひ下記からお問合せください!