【保存版】1人美容室開業|必須のブランディング(ペルソナ設定・商圏調査)
1人美容室の開業をしたいんだけど、そもそも何から考えたらいいのか分からない…。
マーケティングってなんだろう?ブランディングとは違うの?
初めての開業であれば、焦ってしまうのも無理はありません。
どういったニーズがあって、どういう人をターゲットにしたらいいか、設定するのがマーケティング。
そのマーケティングした結果に対して、どうやって美容室の価値を出し、アピールしていくかがブランディングです。
そこで今回は、1人美容室を開業したいオーナーに向けて2つのマーケティング方法について解説します。
他では公開されていない有料級の内容になっていますから、ぜひ美容室づくりの参考にしてみてください。
1人美容室の開業に必要な2つのマーケティングとは?
1人美容室の開業で避けられないのが、ブランディング観点からの戦略。
とはいえ、いきなりブランディングから始めないでください。まずはマーケティングし、そこに対して適切なブランディングをしないと、ほぼ失敗するからです。
そこでここからは、1人美容室の開業で最低限やるべき、2つのマーケティングを解説していきます。
ぜひ取り入れてみてください。
絶対やるべき2つのマーケティングとは
「どういったお客様をターゲットとするのか」によって、目指す店舗の雰囲気や接客スタイルは全く変わってきます。この記事を読みながら、皆さんの頭の中を整理していくだけで、最低限のマーケティングができるように書いていますので、是非参考にしてみてください。
1.ペルソナ設定
ペルソナ設定とは、自分がお客さんにしたい人の層を、できるだけ具体的に1人の人格として想定することです。このペルソナを設定することで、そのペルソナに合った、物件選定、店舗内装・外観・雰囲気・接客、を作り込んでいくことができ、「自分好みの美容室をオープンしたけど、全然お客さんが来ない・・・」という残念な結果を避けることができます。
まず、あなたがこれまで美容師としてやってきた中で、受けがよかったのは、どんなお客さんでしょうか?できるだけ具体的に思い出してみましょう。下記に例をあげてみます。
年齢:20代(女性)
職業:アパレル関係
世帯年収:300万円
現在の状況:モード系ファッションが好き。仕事柄、「おしゃれ」と思われる髪型にする必要があり、月1回、お金を貯めて美容室に通う。
年齢:30代(男性)
職業:会社員
世帯年収:600万円
現在の状況:特に美容室にこだわりはない。必要最低限の身なりを整えるために不定期(思いついたとき)に美容室に通う。(特定の美容室はない)
年齢:65歳(女性)
趣味:お友達とミュージカル鑑賞
世帯年収:なし
現在の状況:子供2人は独立。老後の資産形成も終わり、ゆとりのある生活を送っている。若々しくいるために2ヶ月に1回、美容室に通う。
受けがよかった人の中に共通するポイントはありますか?また、その中で、ターゲットとしたい人はどんな人でしょうか?その理由はなぜですか?ぜひ、書き出してみましょう。
2.商圏調査
これから物件探しをする場合、あなたの強みを活かせる場所はどこか考えます。もし、もう物件が決まっている場合は、その場所がどういう場所なのかを分析しましょう。
- 出店したい場所の立地分析
- どんな場所なのか?
- 住宅街/繁華街/オフィス街
- その場所にいる人の年齢層
- その場所にいる人の共通点(雰囲気・こだわり・経済状況)
- 退店分析
- これまで、どういった美容室が閉店・撤退しているのか
- 既存店分析
- 近くにどんな美容室があるのか(価格帯・雰囲気)
- 競合店分析
- 既存店の中で、ライバルになり得る美容室はあるか
- ある場合は、その美容室の状況(強み・弱み)
こちらも書き出すことで、あなたの目指すべきお店の状況が客観的に整理できてきたのではないでしょうか。
マーケティングすることによるメリット
マーケティングを行うことにより、次回以降の記事で説明する、下記が可能となります。
- 適切な価格設定ができるようになる
- 自分が来て欲しいお客様に来てもらえるようになる
- 本来、自分の強みが活かせる美容室の雰囲気が作れる
- 自分の趣味趣向や内装業者の趣味趣向だけに偏った、需要のない店舗内装を避けられる
- (ターゲットとしない層に向けたアプローチをやめることで)無駄な出費や、不要な手間を省ける
このマーケティングをもとにした、店舗内装のイメージ例については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
今回は、1人美容室を開業したいオーナーに向けて2つのマーケティング方法について解説しました。
マーケティング方法のまとめ
- 自分の強み(受けが良かったお客さん)について思い返してみる
- それをもとに、ペルソナを設定する
- 商圏調査を行う
- それをもとに、競合やその土地のメリットデメリットを分析する
- それをもとに、設定したペルソナを再度見直して、適切かどうか判断する。
他にもマーケティングの方法は沢山ありますが、まずはこの2つをしっかり行うことで、最低限のブランディングが可能となります。
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