【完全保存版】美容室開業の備品チェックリスト:プロが教える「賢い買い分け」と予算配分

美容室の開業準備、内装工事と並行して進めなければならないのが「膨大な備品のピックアップ」です。 「何を、どこで、いつ買えばいいのか?」 「予算が限られている中で、どこにお金をかけるべき?」実は、美容室の内装工事と設備の発注(納入)のタイミングは密接に関係しており、後まわしにすると、内装と干渉するリスクもあります。
今回は、これまで数多くのサロン完成に立ち会ってきたスタジオすむとこが、1人〜小規模サロンに必要な備品を網羅した**「完全チェックリスト」**を公開します。
「内装」は内装業社さんに依頼したけど、それ以外って何が必要?
什器(セット面・レジカウンター)や、インテリア(カーテンなど)は内装業社さんに依頼した?
してないなら、自分で手配が必要よ。一覧にするから、確認してみて。
目次
備品選びの「黄金ルール」:お金をかける場所・抜く場所

すべてを最高級品で揃える必要はありません。プロの視点から見た予算配分の優先順位はこれです。
- 【投資すべき】シャンプー台・照明器具・セット面 ⇒ お客様の「体験(居心地)」に直結し、かつ一度設置すると買い替えが困難なもの。
- 【節約していい】待合ソファ・インテリア小物・事務用品・収納設備 ⇒ 滞在時間が短い、または後からいくらでも買い替えが可能なもの(IKEAや楽天をフル活用!)。
美容室で使用する備品:完全チェックリスト

まずはエリア別に必要なものを洗い出しましょう。このページをブックマークして、漏れがないか確認してください。
【プロ仕様の管理シートを無料配布中】 本記事の内容を網羅し、納品日や予算まで管理できる「設備・備品購入管理リスト」がダウンロードできます。 [ 美容室開業設備・備品購入リスト(PDF)をダウンロードする ]
施術・パーマ・カラー用品(消耗品)
- [ ] ヘアコーム / ハケ / 染料カップ
- [ ] パーマロッド / ロッドアウト容器 / スティック
- [ ] ダッカール・クリップ / ゴム類
- [ ] タイマー / 計り
- [ ] スプレイヤー / イヤーキャップ
- [ ] ペーパー / アルミホイル / コットン
- [ ] ゴム手袋(各サイズ)
- [ ] パーマ剤 / カラー剤 / 各ストック
- [ ] シャンプー / トリートメント / 保護クリーム
セット面エリア(大型設備・内装関連)
- [ ] セット面&ミラー: (壁掛け、自立、上吊り)
- [ ] カットチェア(スツール): 作業性、取り回しがしやすい寸法で動線設計
- [ ] ワゴン: 最低1席1台。
シャンプー台エリア(大型設備・内装関連)
- [ ] シャンプー台: スペース効率を最大化したいなら、早めに型番まで決めておく
- [ ] タオルキャビネット:スペース効率を最大化したいなら、早めに選んでおく
- [ ] タオル: 1日稼働数の3倍量が目安。
- [ ] スチーマー:使用予定がある場合は、置き場とコンセントの確保が必要
- [ ] タオルウォーマー:使用予定がある場合は、置き場とコンセントの確保が必要
レセプション・店舗運営
- [ ] レセプション:レセプションでの作業内容を整理し、有無、サイズを決める。
- [ ] レジ・決済端末: Square、Airレジなど。
- [ ] PC・プリンター: 予約システムなど作業用。
- [ ] 物販棚:商材が美しく見えるように設計・設置が必要
- [ ] ロッカー: お客様の荷物と貴重品の保管。
- [ ] 電球の予備 :いざという時用に、少し持っておく
- [ ] 掃除用具
トイレ
- [ ] ハンドソープ
- [ ] トイレットペーパー
- [ ] トイレットペーパーホルダー:こだわりがなければ、内装業社に手配してもらっても◎
- [ ] ペーパータオル
- [ ] ペーパータオルホルダー:忙しければ、内装業社に手配してもらっても◎
バックヤード
- [ ] 洗濯機:ドラム式/縦型
- [ ] 乾燥機:ガス式/電気式
外観・外壁
- [ ] 看板: 店頭A型、壁面看板など。
美容室開業に必要な「備品・消耗品」の費用は?

小規模店舗(1〜2名)の場合、消耗品や小物類の初期費用はおおよそ50万円前後が目安です。
- 開業費として計上: 開業前に購入した備品は「開業費」として会計処理できます。確定申告で役立つため、領収書は必ず保管しましょう。
- 商売道具は実績重視: 薬剤やハサミなどは、これまであなたが使用して信頼しているものを使うのが一番の近道です。
特に、1人美容室開業時は、予約と予約の間が短くなってしまったり、バタバタしますから、今まで使用していたものを一旦導入して、その後少しずつ変えていくのがおすすめです。
【重要】失敗しないために「内装段階」で計画すべきセット面まわりの「備品」

設備や備品を自分で揃えて、「コストも抑えてオシャレにできた!」と思っても、内装会社との連携・内装の設計段階での伝達が足りないと、二度手間になり、コストも工期も増してしまうことがあります。
鏡の重さに耐える「下地補強」
特にアンティークミラーや大きな既製品ミラーを付ける場合、一般的な壁では重さに耐えられません。必ず事前に下地(合板)を壁に入れてもらうよう施工会社に伝えましょう。また、後から収納(シャンプーキャビネットや可動式棚)を取り付ける場所も下地を補強しておく必要があります。
ドライヤー用の「コンセント配置」
ドライヤーは消費電力が大きいため、専用の回路(専用回路)を引くのが必須です。セット面の位置がずれると、コンセントのケーブルが見えてしまう、後からセット面を増設できない(延長コードが必要になる)ということが起こりますので、どんなセット面をどの位置に置くか、mm単位で計画しておくのが、綺麗な美容室内装作りのコツです。
「美しさ」と「正確さ」を両立する照明
- 影を作らない: 真上からの光だけだと顔に影ができます。間接照明を組み合わせ、お客様が「自分を綺麗」と思えるライティングを。
- 正確な色(演色性): ヘアカラーの微妙なニュアンスを判断できるよう、Ra90以上の高演色LEDを採用するのがプロのこだわりです。
照明位置が少しズレるだけで、セット面の演色性が大きく変わってしまいますので、セット面に関しては、内装と併せて早めに計画が必要です。
備品の到着日は「内装業者」と相談

何を引き渡しの前に、搬入して、何を引き渡しの後に、搬入するのか。内装工事が始まると、最後の方は色々なものの手配で忙しくなるため、内装工事開始前にある程度、内装業社と日程を握り、到着日指定で搬入日を固定してしまうのが安心です。
また、家具や備品の中には、組み立てが必要なものもあり、「引き渡し後の手配でいいや」と思っていると、オープン前の忙しい時期に、時間を取られてしまうこともあるので、苦手な方は特に、早めに内装業者と相談しておくのがおすすめです。
内装業者が教える「備品購入の落とし穴」

備品を「ただ買うだけ」で終わらせると、後で泣きを見るポイントが3つあります。
- 「搬入経路」の確認: 大型のシャンプー台や鏡が、入り口のドアを通らないトラブルは意外と多いです。購入前に寸法の確認を。
- 「コンセント位置」のズレ: ドライヤーはもちろん、レセプションで使用するレジ用のコンセント、タオルウォーマー用のコンセントなど、使用したい場所に使用したいものがないのは、ストレスになります。早めの計画がキモです。
- 「収納量」の計算ミス: 上記の備品を全て収納するための収納計画も大切です。使いたい時に使いたい備品があることで、作業効率が高まるだけでなく、十分な収納量がないと、「見せたくないものがお客様の目に留まる状態」が常態化してしまい、美容室の非日常感が損なわれることにもなります。
まとめ:迷ったら「スタジオすむとこ」へご相談を

備品リストが埋まっていくと、いよいよ開業が現実味を帯びてきます。 スタジオすむとこでは、**「この椅子を置きたいんだけど、この間取りで入る?」「このドライヤーを使うなら電気工事はどうすればいい?」**といった、備品と内装をセットにしたご相談を承っています。
どこに何を置きたいか、を含めた丁寧なヒアリングを行いますので、ご不安のある方は是非一度、お問合せください。

