美容室を韓国風に!内装デザインの正解と、安く「韓国っぽ」を作る3つの秘訣

「おしゃれな美容室を開業してSNSで集客したい」と考えたとき、真っ先に候補に上がるのが韓国風の内装デザインです。
Instagramでの「渡韓ごっこ」や韓国ドラマの影響で、Z世代を中心に「韓国っぽい=おしゃれ・映える」という印象が定着し、今や内装そのものが来店動機(行きたくなる理由)に直結しています。
本記事では、2025年〜2026年の最新トレンドを踏まえ、韓国風美容室を作るための4つのデザイン系統と、失敗しないための専門的なポイントを徹底解説します。
目次
【プロが解説】韓国風美容室を作る4つのデザイン系統
一口に「韓国風」と言っても、ターゲットによって目指すべき方向性は異なります。代表的な4つのスタイルを紹介します。
スタイリッシュ(白×黒・無機質)

黒と白の2色使いに、モルタルや金属(ステンレス等)の質感をプラスしたスタイルです。
- ポイント: パネル照明でぼんやりとした空気感を演出し、非日常的な空間を作ります。
- 注意点: 黒の比率が多いと空間が狭く見えたり、照度が不足してカラーの色味が見えにくくなったりするため、照明設計が鍵となります。
ナチュラル(くすみカラー×アール)

ベージュ、グレージュ、アイボリーなどのニュアンスカラーを基調とした、柔らかい世界観です。
- ポイント: アーチ壁や曲線デザインのミラーを取り入れることで、一気に韓国感がアップします。
- 質感: 「ぴかぴか」よりも「ふんわりマット」な素材(テラゾータイルや木目)を選ぶのが韓国インテリアの鉄則です。
ホワイトギャラリー(1色使いの洗練)

様々な質感の「白」を重ね、間接照明でメリハリをつける、ホテルやギャラリーのようなスタイルです。
- ポイント: シルバー素材をアクセントに入れると洗練された印象に、バブル小物を置くと「今どきのかわいい」印象にコントロールできます。
ポップ&レトロ(テーマカラー×2000年代)

エメラルドブルーやサーモンピンクなど、強めのコンセプトカラーを配した個性派スタイルです。
- ポイント: 全体を派手にするのではなく、入り口のドアやレセプションなど「一点集中型」で作り込むと、予算を抑えつつ強い印象を残せます。
【実例20選】2025~2026年最新トレンドの韓国風美容室内装アイデア
モダンで洗練された印象の美容室内装|韓国

間接照明のみで構成された、無機質な美容室に、流木や波打ったウェイティングチェアが、印象深く配置されています。
ミニマルでスタイリッシュな美容室|韓国
石を割ったような造形が魅力の美容室|渋谷
「黒」基調×「光」使いが美しい、クールな美容室|韓国
こちらも、韓国らしく、光(ライト)使いが巧みで美しい美容室です。幅の広いライトのパネルで空間を仕切ることで、空間の雰囲気を格好良く演出しています。日本の美容室でも再現性が高いように感じられますが、照明が少なく、一般的に美容室に必要とされるよりも光量が少ない設計です。カラーを行う美容室においては、「外と中で、色の見え方が異なる」ということになりかねないので、注意が必要です。
大きい面ライトが魅力的な美容室|韓国
こちらも、独特の照明が格好いい美容室です。先程の美容室よりも光量があるため、日本の美容室でも使用しやすいでしょう。この、韓国に多い、パネルタイプの照明は、応用すれば色々なパターンが考えられそうです。
アールと×くすみカラーが可愛い美容室|神奈川
くすみカラー×石の質感が魅力な美容室|韓国
アール(円弧)の天井がおしゃれな美容室内装|韓国
こちらは、アール(円弧)の天井がおしゃれな韓国の美容室です。天井を一部だけアール(円弧)で制作し、上から照明を照らしています。この天井は、照明と、業務用エアコン設置のためでしょう。しかし、それを感じさせないおしゃれな作りになっています。日本の美容室でも再現しやすいデザインでしょう。
白1色×寒色ライトのギャラリーのような美容室
白ベースにグレー味をプラス、温かみのある美容室|韓国
鏡に「はさみ」マークの遊び心、な美容室|韓国
こちらも、セット面にアールのライトを埋め込んでいます。しかし、ハサミのマークの鏡や、左奥のアクリルの看板パネルにより、上記の洗練されたデザインに比べると、ポップで遊び心のあるカジュアルな美容室に仕上がっています。
ライト使いが美しい、美容室のエントランス|韓国
間接照明の使い方が美しい、韓国の美容室のエントランスです。まるでホテルに来たかのような錯覚を覚える美容室です。こちらは、日本の美容室でも比較的使用しやすい事例だと思います。
エメラルドブルーと「銅」色が美しい美容室内装|韓国
こちらは、韓国の美容室の内装です。白を基調としたベーシックな空間ですが、エメラルドブルーのドアを配置することで、この空間が特別なものになっています。こうした色遣いの巧みさは、今韓国のデザインがブームになっている要因の1つだと言えるでしょう。
ブルーベースの重厚感ある美容室|東京
こちらは東京の事例ですが、セット面のタイル・天井の壁紙・建具の塗料、それぞれ彩度の異なるブルーを合わせています。鏡の枠や金物の質感にこだわることで、色味はポップながら、重厚感のある内装となっています。
ターコイズブルー×白の壁×金属が可愛いカフェ内装|韓国
こちらは、韓国のカフェの内装です。白い壁にターコイズブルーの椅子と絵が映えています。注目すべきポイントは、グレーやグレーの入った水色、白など、様々な色の椅子を置いている点です。白い壁×ターコイズブルー×金属でも十分素敵ですが、それだとターコイズブルーが目立ちすぎます。従って、ターコイズブルーと白の間の色(水色や灰色)を置くことで、色の濃淡を出し、空間に深みを出しています。
床はプリントの塩ビ(安い材料)に見えますが、他をきちんと作り込んでいるため、全く気になりません。全体を美しくデザインし、作り込む場所と予算を削減する場所にメリハリをつければ、予算を守りつつ、美しい空間作りが可能です。
淡い水色×淡いピンクのガーリーなネイルサロン|韓国
こちらは韓国のネイルサロンの事例です。淡いピンク×淡い水色×金属で、「かわいい」空間を演出しています。この「銅」のような金属色は、もともと欧米でよく使われるのですが、それを上手に取り入れています。また、ピンクと水色の色の濃さも、濃すぎると毒々しくなり、薄すぎるとぼやっとした印象になりがちですが、絶妙な濃さになっていると思います。
さまざまな青を配置したネイルサロン|韓国
こちらも韓国のネイルサロンです。青で統一されていますが、青と一口に言っても6種類も使われています。この色使いは、日本の美容室においても、とても取り入れやすそうです。海辺なんかに、こんな色使いの美容室があったら、美しいと思いませんか。
紫を使用したアパレル内装|韓国
こちらは、韓国のアパレルショップの内装です。日本で紫を使うと「シニアがターゲット」のようなイメージがつきがちですが、欧米や韓国では、紫色が使われるケースも往々にしてあります。あなたの得意とするヘアスタイルが個性派で、それに合わせた内装を作りたい場合、海外の事例を調べて、紫色を使った内装にチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。
ヴィンテージ感がある映画のセットのような美容室|韓国

ビビットな色使いは、2000年代の韓国で流行したスタイル。シネマティックな内装は、ひとたび足を踏み入れれば、映画のセットに入り込んだかのよう。
エントランスのアイデアで勝負型内装|韓国

こちらは、ZAPANGIというソウルのカフェです。鮮やかなピンクの販売機型のドアが入り口になっています。この目を引くドアは、かなり印象的です。1つ目にご紹介した内装は、全てを作り込んでいたのに対し、こちらは一点集中型で、ドアをしっかりと作り込んでいます。
日本の美容室で「韓国風」を再現する際の注意点

韓国の事例をそのまま真似るだけでは、日本の営業環境では失敗することがあります。
- 照度(明るさ)の確保: 韓国の店舗は日本よりも暗めの照明設定が多いです。カラーの選定やカットの精密さが求められる日本の美容室では、間接照明を多用しつつも、手元の明るさを確保するレイアウトが必要です。
- 素材のメリハリ: 例えば、床に安いプリント塩ビ素材を使っても、什器や壁面など「目線がいく場所」をしっかり作り込めば、予算を守りつつ高級感を出せます。
低コストで「韓国っぽ」を実現する3つの裏ワザ

- 「アーチ(R)」を一点に絞る: 全ての壁を曲線にすると工期と費用が嵩みます。セット面のミラーや入り口の開口部だけをアーチにするだけで、十分に韓国風を表現できます。
- 照明の「面使い」: スポットライトではなく、パネル照明や幅の広いライトを使って「面」で光らせることで、韓国らしい洗練された雰囲気が生まれます。
- ニュアンスカラーの統一: 壁紙や建具の色を、絶妙な「くすみカラー」で揃えることが最もコストパフォーマンスの高い方法です。
韓国風美容室の開業に関するよくある質問(FAQ)

Q:韓国風の内装にする場合、坪単価は高くなりますか?
必ずしも高くなるとは限りません。大理石や特注什器を多用すれば高騰しますが、既製品のアーチミラーを使ったり、壁紙の「色」の選定にこだわったりすることで、一般的な内装費用(坪50〜80万円程度)の範囲内で十分に再現可能です。
💡壁紙・セット面・レセプションについてては、下記の記事でも解説しています。
関連記事:美容室におすすめな壁材の種類は?おしゃれに差がつくデザイン&壁材ガイド【プロ監修】
関連記事:【超重要】美容室は鏡が命|セット面を設計・購入する際のポイントまとめ
関連記事:【超重要】美容院の受付カウンターのトレンドとは?レセプションカウンターを購入・設計のポイント
Q:10坪〜15坪の狭い物件でも韓国風にできますか?
はい、可能です。特に「ホワイト×ミニマル」なスタイルは、空間を広く見せる効果があります。大きな面ライトや鏡の配置を工夫することで、圧迫感を抑えつつ洗練された韓国風デザインを実現できます。
💡10坪・15坪については、下記の記事でも解説しています。
関連記事:【事例・図面付き】10坪で叶える美容室の理想空間|レイアウト・費用・収支まで完全ガイド
関連記事:【事例・図面付き】15坪の美容室はどう作る?レイアウト・内装・設備の正解|デザイナーが徹底解説
Q:今の内装を活かして「部分的に韓国風」にリノベーションできますか?
もちろん可能です。セット面のミラーをアーチ型に変え、壁の一部をくすみカラーの塗装にするだけでも、雰囲気は劇的に変わります。部分的な施工で「韓国っぽさ」を出すアイデアもぜひご相談ください。
💡居抜き物件については、下記の記事でも解説しています。
関連記事:美容室を居抜きで開業する全知識|メリット・デメリットと失敗しない物件の選び方
Q:韓国の最新トレンドをどうやって取り入れたらいいですか?
韓国の美容室は、照明(ライティング)と素材の「質感の対比」を非常に重視しています。単に真似るだけでなく、日本の保健所の規定や作業動線を守りつつ、トレンドを落とし込むのが成功の秘訣です。
まとめ|韓国風内装で「選ばれる理由」をつくろう

今の美容室に求められる価値は、**「技術」+「空間体験」**です。 Studio.Sumutoco(スタジオすむとこ)では、今回ご紹介したような韓国風内装の設計・施工も数多く手がけております。
「自分の理想とする韓国っぽさがどの系統かわからない」「限られた予算でどこまで再現できるか知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
おります。是非下記よりお問い合わせください!

