【完全版】一人美容室の開業ロードマップ|内装・資金計画・集客まで徹底ガイド
一人美容室でも成功できる。だからこそ「戦略」が必要です。
毎年1万軒が新規開業する美容室。
しかしその裏で、年間7,000軒が廃業しているという現実があります。
その中で、一人で美容室を開業するあなたが成功するには──
「限られた資金・時間」で、大手と違う価値を提供する戦略が不可欠です。
キーワードは、
「特定のお客様に“絶対にここに来たい”と思ってもらえるサロンを作ること。」
この記事では、コンセプト設計から内装・物件・融資・集客まで、一人美容室の開業に必要なすべてを、順を追って解説します。

STEP1|コンセプト設計:一人美容室の成功はここから始まる
ブランドコンセプト:誰のために、なぜやるのか?
- 「特定の誰か」に響く世界観をつくる
- 自分の好きなこと・得意なこと・価値観をベースに
- 「7W2H」で自己分析してみよう
📝 サポート付きワークシートダウンロード可
→ 書けてなくてもOK。気持ちを伝えれば、プロが整理してくれます。
ダウンロードはこちら↓
空間コンセプト:その想いを“空間”に落とし込む
- ブランドの世界観を視覚で体現する
- 「物語」が浮かぶようなコンセプトネーミングを
- デザイナーと一緒に、唯一無二の空間をつくる
💡 例:
STEP2|資金計画と融資:現実的な開業プランをつくる

開業費用の目安と配分(10〜20坪想定)
広さ | 内装費の目安 | 備考 |
---|---|---|
10坪 | 約600万円 | シャンプー台1/セット面1 |
15坪 | 約750万円 | スタッフ2名で運用可 |
20坪 | 約1,000万円 | ミニサロンとして余裕あり(人を雇い、拡大の方向性) |
🏠 居抜き物件ならコストを抑えられる可能性も
融資制度と自己資金の考え方
使える融資制度(おすすめ順):
- 創業融資(日本政策金融公庫)
- 制度融資(地方自治体)
✅ (最低でも必要な)自己資金目安:総費用の1/10以上(例:100万円→900万円の融資)
STEP3|物件・内装デザインの考え方

ターゲットとエリアを決める(商圏分析)
- 駅近?車移動?来店手段を想定
- 競合店との距離・価格帯もチェック
- 近隣の居住層・通勤層などペルソナ設定が重要
🧭 商圏分析が必要な場合はプロに依頼するのもアリ
収益から逆算して「物件の広さ」を決める
広さ | 収益イメージ(月商) | 特徴 |
---|---|---|
10坪 | 月60〜80万円 | セット1台+1人営業 |
15坪 | 月80〜120万円 | 2名での営業想定 |
📈 あなたの理想の働き方に合わせて、利益の最大化を目指す
内装デザインの方向性と相場感
- 内装費用は坪単価600〜750万円(10~15坪)が目安
- スタイルによってコストも変動:
- ナチュラル系、モダン系、ジブリ風、韓国ミニマル系など
- 何をするかにもよって、コストが変動
- ファサード(店舗外観)を制作すると、金額も上がる
📸 [実例はこちら]
STEP4|契約・施工・業者選びの注意点

内装業者の種類と選び方
種類 | 特徴 |
---|---|
工務店 | コスパ◎だがデザイン提案が弱め |
設計事務所 | 高度なデザイン力◎コストは高くなりがち |
美容室内装業者 | デザインと美容室設備に強い◎が、業者選びが難しい |
🎯 自分が好きなサロンの事例を探して「合う業者」に依頼!
現地調査・物件仮契約時のチェック
- 面積的に必要な設備が入るか?
- 電気・給排水・換気などの美容室必須条件
- オーナーと条件交渉(家賃開始タイミングなど)
✅ 同行可能な内装業者の紹介も可能です
契約・融資通過後の流れ
- 物件本契約
- 内装業者と契約(※不動産紹介業者には注意)
- 保健所・消防への事前相談
- 着工〜引き渡し(引き渡し時は必ず立ち会う)
STEP5|オープン準備と安定経営の仕組みづくり

営業の仕組みを整える
- メニュー/価格設定/予約方法(ネット or 電話)
- 決済:カード/QR/現金の選択肢
- 名刺・ショップカード・SNS開設
集客の仕組みをつくる
- ホームページ/インスタ/Googleビジネス
- ホットペッパーなど有料媒体は慎重に検討
- チラシ・DM・地域紙などオフライン戦略も
備品の準備と配置タイミング
- セット面・カウンターなどは業者手配
- 消耗品や雑貨は納品日を指定して工事完了後に届くように
🧾 備品チェックリストは[こちらで配布中]
OPEN:いよいよ開業。そして、その後。

オープン方法を選ぶ
- オープニングイベント or サイレントオープン?
- どちらがブランドコンセプトに合うかで判断
開業後の見直しポイント
- 集客:本当にコンセプトに共感した人が来ているか?
- リピート率:一度来た人が定着しているか?
- 現金管理:運転資金は十分あるか? クレカ売上のタイムラグは?
✅ この定期的な見直しこそが“安定経営”の秘訣です
まとめ|コンセプト×戦略で「一人美容室でも勝てる」

本記事では、「一人美容室でも大手に負けない」開業の道のりをお伝えしました。
大切なのは、コンセプトを明確にして、そのコンセプトに共感した人にファンになってもらい、特定のお客さんに、「絶対ここの美容室に行きたい」と思ってもらうこと。
弊社、Studio.Sumutoco(スタジオすむとこ)では、「コンセプト設計」を得意とした、美容室内装作りを行っています。これから美容室を開業したい、美容室をリニューアルしたい方は、是非下記のボタンからお問い合わせください。