美容室(美容院)の看板完全ガイド|種類・費用・デザイン・失敗しない作り方

美容室を開業・リニューアルする際、 「看板は最後でいい」「とりあえずロゴを付ければOK」 と思ってしまいがちです。
しかし実際には、美容室(美容院)の看板は集客を左右する“最初の接客”。 通りすがりの人が、わずか 0.3〜1秒 で
- 「ここは自分向けか」
- 「入っても大丈夫そうか」
- 「ちょっと気になるか」 を判断しています。
この記事では、内装設計・施工のプロの視点から、看板の種類や費用だけでなく、**「内装工事前に知っておくべき配線計画」や「立地との相性」**まで、完全ガイドとして解説します。
目次
美容室の看板が「24時間働くスタッフ」と言われる理由

美容室の看板は、ただ店名を表示するものではありません。
看板が担っている3つの役割

- 認識: 「ここに美容室がある」と気づかせる
- 選別: どんな客層向けのサロンかを伝える
- 安心: 「入っても大丈夫そう」と感じさせる
たとえば看板の素材や文字だけで、「若者向けか、大人向けか」「カジュアルか、上質志向か」が無意識に伝わります。看板がズレていると、理想のお客様とのミスマッチが起きてしまいます。
美容室(美容院)の看板の種類と費用相場

美容室の看板は、1種類だけでなく、複数を組み合わせるのが基本です。
| 種類 | 特徴 | 費用目安 |
| 壁面看板 | 店舗の「顔」。ブランドイメージを決定づける。 | 10万円〜 |
| 袖看板(突き出し) | 横から歩いてくる人への視認性が高い。 | 8万円〜 |
| スタンド看板 | メニューや「本日空きあり」など、入店を後押し。 | 1.5万円〜 |
| ガラス面シート | 窓を活かした演出。ロゴやSNS情報をスマートに。 | 1万円〜 |
Google スプレッドシートにエクスポート
※デザイン・素材・照明の有無で変動します。
看板を「点」で考えない。成功を決める2つの「相性」
立地との相性(視認性・サイズ感)

看板は大きければ良いわけではありません。
- 裏路地の店舗: 大きすぎる看板は圧迫感を与えます。目線の高さに合わせた「質感の良い小さなサイン」の方が、信頼感を生みます。
- ロードサイド店舗: 時速40kmで走る車からも「美容室だ」と一瞬でわかる文字の大きさ、コントラストが不可欠です。
内装との相性(世界観の統一)

看板は**内装の「予告編(プレビュー)」**であるべきです。
- 素材のリンク: 内装で真鍮を使っているなら、看板も真鍮。店内の壁がモルタルなら、看板ベースもモルタル。外と中の素材をリンクさせることで、ドアを開けた瞬間の安心感が生まれます。
- ギャップは集客の敵: 外観と店内の雰囲気がズレていると、お客様は違和感を抱き、リピートに繋がりません。看板から内装まで一貫したストーリー作りが重要です。
【最重要】看板は「内装工事前」に計画すべき理由

ここが後悔しないための最大のポイントです。
配線の露出は「おしゃれ」を一瞬で壊す
バックライト看板やネオンサインを後付けすると、壁の外側に配線やモール(隠しカバー)が露出し、一気にチープな印象になってしまいます。壁を閉じる前の「隠蔽配線(配線を隠す工事)」が命です。
「とりあえず外部コンセント」が将来を救う
入口付近に「看板用コンセント」を仕込み、店内のスイッチやタイマーと連動させておくだけで、毎日の抜き差し不要で消し忘れも防げます。スタッフの手間削減という「運営面」のメリットも大きいのです。
デザインで失敗しないためのポイント

カッティングシート(窓文字)で安っぽくしない
- マット(艶消し)素材を選ぶ: テカテカした光沢を避けるだけで高級感が出ます。
- フォントは既製品を使わない: ロゴデータから切り出すのがプロの鉄則。
- 引き算のデザイン: 最近は「ロゴ+Instagramのみ」など、情報を絞るのが主流です。
2026年注目|集客に強いデザイントレンド
- 真鍮サイン: 上質・大人女性向け
- アイアン×ネオン: SNS映え・若年層
- モルタル×バックライト: 夜の視認性と重厚感
スタジオすむとこの美容室看板施工事例
路面店|ステンレスから浮き出すロゴがおしゃれな壁付看板
こちらは、国道沿いの路面店で、歩行者・車、共に多い通りです。そこで歩行者に圧迫感を与えず、車からも見える絶妙なサイズ感を狙いました。

また、ロゴの背面にはライトを仕込み、ロゴが浮かび上がるように設計・製作しました。このようにライト込みの看板を設置する場合には、下地の設置・電気の配線が必要になりますので、内装の段階で計画する必要があります。

2階店舗| 駅前から目に入る、巨大な壁付看板
こちらは、縦2mもある、大きな壁面看板です。駅の大通りからでも、すぐに見つけられるサイズ感です。隣の大きい窓からサロン内部の様子を見ることができ、また美容室内の看板横の窓周りの照明の照度を上げることで、看板と連携して、サロンの存在感を引き立たせています。

看板設置で注意すべきルール・法律
知らずに設置して「撤去命令」が出ないよう、以下の確認が必要です。
- 屋外広告物条例: 地域ごとの色や大きさの制限。
- 道路占用許可: 歩道に看板を出す際の申請。
- 建物管理規約: ビル独自の設置ルール。
まとめ|美容室の看板は「入ってみたい」を作る投資

美容室の看板ひとつで、新規客の入店率は確実に変わります。それは月・年単位で見ると、大きな売上差になります。
デザインだけでなく、立地、内装との連動、そして電気配線。 すべてが噛み合って初めて、看板は「最強の集客ツール」になります。
美容室・美容院の看板をトータルで相談したい方へ

スタジオすむとこでは、デザインから配線計画、申請対応まで一貫してサポート可能です。 「この物件、看板をどうするのが正解?」 そんな段階からでも、まずはお気軽にご相談ください。

