美容室の看板デザインで集客力アップ!おしゃれで目立つ看板の作り方
美容室における「看板」は、ただの店舗表示ではありません。
一瞬で通行人の視線を奪い、お店のコンセプトや世界観を伝え、集客に貢献する“最初の接客”ともいえる重要なツールです。
この記事では、美容室における看板の役割・種類・設置方法・デザインの考え方までを、施工事例とともにわかりやすく解説します。
美容室の看板は必要?それともなくてもいい?

看板の目的は「ここに美容室があることを伝えること」。
さらに視認性・印象・ブランド訴求力の観点でも、設置する価値は十分にあります。
ただし、以下のような立地では「看板が不要なケース」も存在します:
- ホットペッパーやSNS集客に全振りしているサロン
- 1階路面店ではなく、2階以上で完全予約制
- 通りから見えないビルの一室にあるプライベートサロン
このような場合は、あえて「隠れ家感」をブランディングに活かす選択肢もあります。
【実例写真あり】看板の種類と設置パターン
美容室で使われる看板の種類は下記の3種類です。
項番 | 種類 | 特徴 |
1 | 壁面看板 | 店舗の外壁に設置。視認性・常設性が高い。 |
2 | 袖看板 | ビルの側面や角に出っ張って設置。遠くからの視認性◎ |
3 | スタンド看板 | 自立型で出し入れ自由。小規模サロンや補助的に活躍 |
4 | ガラス面シート | 店舗窓に直接貼るタイプ。施工もコストも手軽 |
それぞれの詳細を事例つきで下記に説明します。
①壁面看板・ファサードサイン

外壁に直接取り付ける、車向け・大通り向けの大きな看板ね。
美容室の外壁に、取り付けるタイプの看板です。正面から見た際、また遠くから見た際に、お客様に訴求する役割があります。大通りに面していたり、車で来店されるお客様が多い美容室では、あった方がいいでしょう。逆に、小さな通りや裏路地に面した美容室では、無くても良いでしょう。
金額は、10万円程度から。外観を依頼する際に、一緒に制作してもらうのが一般的です。材料にはアルミやモルタルを使います。
②袖看板・突き出し看板

外壁に直接取り付ける、歩行者向けの小さな看板ね。
美容室の外壁に、取り付けるタイプの看板です。横から歩いてきたお客様に訴求する役割があります。小さな通りや裏路地に面した美容室では、あった方が良いでしょう。
金額は小さいものであれば5万円程度から。外観や内装を制作してもらう際に、一緒に制作してもらうのが一般的です。ただ、下地(したじ)があれば、後から取り付けることも可能です。材料はアルミ・プラスチック・アクリルを使うのが一般的です。高級感を出すために、鉄やモルタルを使用することもあります。
③スタンド看板・立て看板
置くだけの、歩行者向け看板ね。
美容室の外に置くだけのタイプの看板です。横から歩いてきたお客様に訴求する役割があります。小さな通りや裏路地に面した美容室では、あった方が良いでしょう。また、書き換えが簡単なのも特徴の1つ。営業中の目印として使用したり、スタッフからのメッセージを書いたり、汎用性が高い看板であると言えます。
既製品を購入するなら、1万円程度から。制作を依頼するなら3〜5万円程度。上記の写真で紹介した商品は、14,080円(送料込)。
④ガラス面シート

専門用語では、「カッティングシート」と言うのよ。
ガラスに貼るだけで、ロゴや営業時間をアピールできる看板です内装業者に頼まず、自分で入稿・発注・張り込みを行うことができます。
自分で貼るなら、1万円程度から。制作を依頼するなら2〜3万円程度。フォントやロゴのデザインは別途、自分で作るか、デザイナーに依頼する必要があります。
看板デザインのコツ|おしゃれで“伝わる”ために

① ロゴ・店名は大きく・明確に
看板で最も伝えたい情報は店名。ロゴのデザイン性も重要ですが、「読める」ことが前提です。
② 世界観を1秒で伝える色とフォント選び
ナチュラル・高級感・かわいい系など、色味やフォントの印象で世界観は一瞬で伝わります。
コンセプト | 推奨カラー(例) | フォント例(Google fontで使用可能なもの) |
---|---|---|
ナチュラル | 茶・白 | Raleway、Lora |
高級サロン | 黒地に金色、シルバー | Playfair Display、Cormorant Garamond |
ポップ・若年層 | くすみ系カラー | Poppins、Baloo 2 |
③ 伝えたい内容を明確に
伝えたい内容 | 看板に表示する内容 |
サロンの存在 | 店舗名・ロゴ |
サロンの営業時間 | 営業時間 |
サロンが営業中かどうか | OPEN /CLOSE、ライトのON/OFF |
メニュー・料金 | メニュー表・料金表 |
④ 視認性の確保
- 看板の高さ・文字サイズ・照明の有無を確認
- 通りからの角度を意識し、「昼でも夜でも見える」設計を
美容室の看板、いくらかかる?価格の目安

看板種類 | 価格目安(税抜) |
---|---|
スタンド看板 | 約3〜5万円 |
壁面カルプ文字 | 約8〜15万円 |
LED照明付き看板 | 約10〜20万円 |
袖看板(ビル設置) | 約15〜30万円+施工費用 |
※ 設置場所の条件や、電源有無によって変動します。
【設計・施工事例】目立つ×おしゃれな美容室看板
📍施工事例1|壁面看板|石×ステンレスの洗練された看板
- 大きな壁面看板
- モダンで洗練されたモルタル造形による看板
- 夜は間接照明が看板をふんわり照らし、落ち着いた雰囲気に
📍施工事例2|壁面看板|外観全体を看板に
- ファサード(外装)全体がお店のアピールとなるように作り変えた
- ロゴ自体は小さく入れ、あえて「近づいてみないとわからない」ように
看板が設置できない場所は?法律にも注意

- 公道に出る場合:道路占用許可が必要な場合がある
- 私有地に設置する場合:ビル管理会社の設置規約
- 屋外広告物条例(地域によっては色や大きさ制限あり)
看板の種類によっては許可申請が必要になります。必ず施工前に地域の条例確認 or 内装業者への相談を行いましょう。
まとめ|美容室看板は“静かな集客装置”

看板は「静かに24時間働き続けるスタッフ」。
デザイン次第でお客様の心をつかみ、入店前から世界観を伝えることができます。
「目立たせたい」「隠れ家的にしたい」など、あなたのサロンの方向性によって看板戦略は変わります。
まずは**どんな顧客に、どんな印象を持ってもらいたいか?**から逆算して考えてみましょう。
弊社、Studio.Sumutoco(スタジオすむとこ)では、ブランドに合った看板や什器1点からオーダーメイドで制作させていただいております。下記よりお問い合わせ下さい。